2025年度下期 対話の会のご案内
下期共通テーマ:人生と仕事を豊かに彩るマインドフルネス!
上期は、まずマインドフルネス瞑想のルーツである仏教の歴史と考え方を学び、その上で、いかに今日の仏教色を排したマインドフルネス瞑想が生まれ、一般化し、「心の安らぎと思いやり」を育む東洋の智慧として宗教の壁を越えて欧米社会に広がっていったのかを探りました。
マインドフルネス瞑想は、医療行為としてのマインドフルネスを提唱した米国の分子生物学者ジョン・カバットジンによれば、以下のように定義されます。
「今現在の瞬間瞬間の体験に、意図的に、価値判断することなく注意を払い、その体験を、あるがままのものとして受け入れていく気づきのプロセス」
それから35年が経ち、その有効性についての臨床家や脳科学者による実証的研究が進むとともに、その構造も明らかになってきました(右図)。
また、デジタル化・IT化の波に乗ってさまざまな瞑想アプリが開発され、誰でも気軽にマインドフルネス瞑想を体験できるようになりました。マインドフルネスという言葉は、瞑想とその効果をさす流行語のようになり、いまや米国で日常的に瞑想を実践している人は、成人の約20%、5000万人に達しているとも言われています。
下期の計画
下期5回の月例会の共通テーマは、「人生と仕事を豊かに彩るマインドフルネス!」です。
現代のマインドフルネスにはさまざまな期待が寄せられるとともに、その行き過ぎた商業化やお手軽化を懸念する声もないわけではありません。下期は、そうした現代のマインドフルネスが人生や実社会で具体的にどのように実践されているのかを学び、その上で、今後どのように活用していったらいいのかについて皆で一緒に考えます。
実践例につぃては、主に元グーグル社のチャディー・メン・タンの著書「サーチ・インサイド・ユアセルフ(Search Inside Yourself、右下図)」を参考にします。
グーグルでは、2005年ごろから瞑想のワークを社内で開催する動きが出始め、2007年にグーグル独自のマインドフルネスを中心とする人材開発研修プログラム「サーチ・インサイド・ユアセルフ」がスタートしました。
同書は、グーグル社のチャディー・メン・タンらが開発し、実践し、効果を上げてきた社内向研修プログラムのカリキュラムそのものです。それだけに、内容はとても具体的かつ実践的で、著者らの工夫と熱意が伝わってくるものです。お楽しみ!
下期開催スケジュールと主な内容
第4回 9月28日(日) 感情知性(EQ)とは何か?
マインドフルネスでEQを高めよう!
第5回10月26日(日) マインドフルネスの考え方と実践
さまざまなマインドフルネス
第6回11月24日(月) 自己認識を高めて自信をつけよう!
自己統制の力を伸ばそう!
第7回12月13日(土) セルフモチベーションの技術
相手を理解し、心を通わせ、共感を育む
第8回 1月 リーダーシップと社会的技能
世界平和への三つの簡単なステップ
お問合せとお申込み
お申し込みやご問い合わせは、このサイトの参加申込ボタンから、または、干場 進(ほしば)宛にメール hoshiba@multus.co.jp でお願いします。
プログラム
2025年度下期のプログラムは下のボタンからダウンロードできます。
会 場
東京ウィメンズプラザ https://www.twp.metro.tokyo.lg.jp/
〒150-0001 東京都渋谷区神宮前5-53-67
青山通り沿いにあり、渋谷駅から徒歩12分、表参道駅から徒歩7分です。
右のアクセスマップをご覧ください。
開催時間
各回とも開場 13:10、開講 13:30、閉講16:30(予定です)、終了後には懇談会があります。
参加費
1,000円です。当日会場にて申し受けます。
定 員
20名です。テーマや対話にご興味をお持ちの方でしたら、どなたでも参加できます。女性はもちろん、男性のご参加も大歓迎です。
講師兼対話ファシリテーター
干場 進(ほしば すすむ)
公認心理師、産業カウンセラー、プロソーシャル・ファシリテーター、コーチ
現在:リレーショナルリーダーシップ研究会代表、女性のための対話の会共同会長
略歴:ソニー(財務)、三井銀行(現三井住友銀行、サンフランシスコ支店長など)、パソナ(理事)、マルタスグローバルパートナーズ代表取締役、東京電子専門学校(教師 兼 心の相談室)、目黒区男女平等共同参画審議会委員等をへて現職
千葉県出身、東京大学卒
主 催:女性のための対話の会(こちらをご覧ください)および リレーショナルリーダーシップ研究会
後 援:NPO 日本キャリアカウンセリング研究会 http://npo-jcc.org
〃 :一般社団法人 ビューティフルエージング協会 https://www.baa.or.jp/
〃 :一般社団法人 日本リフレクティング協会 http://www.j-reflecting.com/
〃 : Prosocial Japan